最近スーパーやドラッグストアでもよく見かけるようになった亜麻仁(アマニ)油とえごま油。
魚を食べることが減った日本人にとって、DHAやEPAなどのオメガ3系の脂肪酸が不足していると言われています。
亜麻仁油とえごま油どちらも「オメガ3系の脂肪酸が含まれている」ことで注目を浴びていますが、
亜麻仁油とえごま油の2つはよく一括りにされて紹介されることが多く、
「体に良い」のはわかったけれど、妊活にはどっちを選べばいいの?と疑問に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
普通の食用油よりは、やや値が張るし、
「どうせ買うなら失敗したくない。そしてなにより食べやすいものがいい!」と思われる方も多いのではないでしょうか?
亜麻仁油とえごま油は何が違うのか?オメガ3系の脂肪酸の特徴や、
亜麻仁油とえごま油は、妊活にはどっちを選べばいいのか?
食べやすさやおすすめの食べ方、これを選べば間違いなし!な選び方をご紹介いたします。
「亜麻仁油」と「えごま油」何が違うの?
「亜麻仁(あまに)油」とは
亜麻仁(あまに)油はアマ科の一年草「亜麻(アマ)」の種子「アマニ」から作られた油。
風味や味にはややクセがあるものがあり、苦みを感じることも。
必須脂肪酸である「α−リノレン酸」が含まれています。
亜麻仁油には女性ホルモンに似た働きが期待できる「リグナン」という成分が含まれ、
更年期等、年齢を重ねると現れるやっかいな女性特有の悩みへ効果が期待できます。
えごま油とは?
えごま油は、シソ科の一年草である「荏胡麻(えごま)」の種子から作られた油。
名前からゴマの仲間と間違えそうですが、ゴマとは違います。
粒もグレーっぽい色をしていて、丸くゴマより大きめです。
味はクセがなく食べやすいです。
亜麻仁油と同じく「α−リノレン酸」が含まれていて、えごま油の方が含有量は高め。
えごま油に含まれる「ロズマリン酸」は、抗炎症・抗酸化作用が期待できます。
オメガ3系脂肪酸の特徴は?
亜麻仁油とえごま油は、どちらにもDHAやEPAと同じオメガ3系脂肪酸の一種である「α−リノレン酸」が含まれています。
オメガ3系脂肪酸の効果として、
・動脈硬化の予防 が期待できると言われています。 |
DHAやEPAが含まれるものと言えば、サンマやさばなどの青魚が有名です。
でも、毎日魚を食べるのは大変だし、こんなに体に良い成分が含まれているのなら手軽に摂取できたら良いですよね。
大学の研究でもオメガ3系脂肪酸の摂取が妊娠率を高めると発表
アメリカハーバード大学の研究で、オメガ3系脂肪酸であるDHAやEPAの含まれる食事やサプリメントを積極的に摂取した人の妊娠率や出産率が高いことが明らかになりました。
血中のオメガ3系脂肪酸のDHAやEPA濃度が高いほど妊娠率や出産率が高く、DHAやEPA濃度が1%上昇するごとに妊娠率や出産率は、どちらも8%増加したというのです。また、上昇効果はEPAのほうが大きく、EPA濃度が1%上昇するごとに妊娠率は10%、出産率は15%、それぞれ増加したとのこと。
引用元:不妊治療とアンチエイジング
不妊治療をしている方を対象に研究したとのことなので、妊娠・出産にすごい効果があることがわかりますね。
妊活によりおすすめなのは「亜麻仁油」
オメガ3系脂肪酸は亜麻仁油とえごま油どちらにも含まれているので、どちらも体には良いし、妊活に有効です。
より妊活に特化するものを選ぶのであれば、女性ホルモンに似た働きが期待できる「リグナン」が含まれている、「亜麻仁油」がおすすめでしょう。
女優の加藤貴子さんも45歳で妊活されていた時には、「亜麻仁油を摂取していた。」とご自身のブログでお話しされています。
私は妊活のために特にこれといったサプリメントを服用していませんでしたが、日頃から抗酸化物質を摂っていました。その一つに〝オメガ3オイル・アマニ油〟を朝の野菜ジュースやトマトジュースに混ぜて飲んでいました。引用元:加藤貴子オフィシャルブログ より
「亜麻仁油」の選び方 クセがないのはどんなもの?
ややクセのある亜麻仁油。毎日摂取しやすいものがいいですよね。
おすすめの選び方を2つご紹介いたします。
食べやすさ重視なら、精製されたものを選ぶ
初めて購入される方や、亜麻仁油には食べ慣れていない方は「精製」されたものを選ぶのがおすすめです。
パッケージには書いていない場合があるので、気になる商品があったら購入前にHPでチェックしましょう。
商品のHPには精製されているものかどうか、記載している場合が多いですよ。
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ニップンの油ならコールドプレス製法で、精製されているので、クセがなく食べやすい |
栄養価重視なら、低温圧搾(コールドプレス製法)で未精製のものを
亜麻仁油を食べ慣れている方や、栄養素が高いものが良い!という方には
「低温圧搾法(コールドプレス法)」で、「未精製タイプ」のものをおすすめします。
パッケージに記載がありますので、そちらを確認して選びましょう。
ただ、「未精製タイプ」のものだと、栄養価に優れていても独特の苦みやクセがありますので、
一緒に食べるものによっては生臭みを感じる場合があるため注意が必要です!
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低温圧搾で未精製タイプはこちらがおススメです。食べやすいと口コミも◎ |
おすすめの食べ方
おすすめの食べ方をいくつかご紹介いたします。
そのまま料理にかけて
ヨーグルトや味噌汁、コーヒー、納豆、ほうれん草のおひたしやサラダにかけたり、
ドレッシングのオイルの代わりに使用するのもおすすめです。
亜麻仁油使用のドレッシングを食べたことがありますが、特にクセは感じられずおいしかったです。
加熱調理はNG!
オメガ3の油は、光と熱に弱く酸化しやすいという特徴があります。
そのため揚げ物や炒め物など加熱調理には向いていません。
注意したいこと
・1日の摂取目安量は小さじ1杯まで。あくまでも油のため、摂り過ぎると高カロリーになり、肥満の原因になります。
毎日摂取することが大切なので、カラダにいいからと、一度に多くとることは避けた方がよいですね。
・酸化しやすいので、冷蔵庫などの冷暗所で保管をしましょう。
また開封後は1~2カ月を目安に使いきるようにしてください。
・また、オメガ3の油をカップめんの容器など発泡ポリスチレン製の容器に入れることは、絶対にやめてください。容器が変質・破損し、やけどなどの恐れがあります。
カップ麺等に入れて食べる場合には、面倒でも別の容器に移してから食べるのがよさそうです。
まとめ
亜麻仁油とえごま油は、オメガ3系脂肪酸という青魚に多く含まれるDHAやEPAと同じ成分が含まれており、妊活にはどっちも効果的だということがわかりました。
当サイトでは、亜麻仁油の方が女性ホルモンと同じ働きをする成分が含まれているので
よりおすすめとしておりますが、クセが若干あるので、
ご自身の食べやすい方の油や商品を選ばれるのが一番だと思います。
続けることに意味がありますので、「味や風味がニガテで続かなかった・・・」ということは避けたいですからね。
摂取量も小さじ1杯でいいので、毎日の食事のどこかで「プラス1かけ」すればいいので、摂取しやすいですね。
摂取方法、保管方法に気を付けながら、より授かりやすいカラダづくりを目指しましょう!
この記事が少しでもお役にたてたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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